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田舎暮らしはコスパが悪い?それでも私が選ぶ理由

執筆者の写真: 白水晃 屋久島ガイド
白水晃 屋久島ガイド
9月10日
読了時間: 4分

私は、コスパやタイパが大好きです。


効率を重視する時代に育ったこともあり、

「少ない時間とお金で、大きな成果を得る。」

そんな考え方に、今でも共感しています。


だからこそ、不思議に思われることがあります。

「そんなにコスパが好きなのに、どうして田舎暮らしをしているの?」


実際、家庭菜園は、意外とお金がかかります。

鶏を飼えば、餌代も掃除の手間もかかります。

DIYを始めれば、工具がどんどん増えていきます。

都会なら、お金を払えば誰かがやってくれることばかりです。


時間やお金だけを基準にするなら、都会の方が圧倒的に効率がいいと思います。

それでも私が田舎暮らしを選ぶ理由は、

「コスパを測る物差しが違うから」です。


幸福にも、いろいろな種類があります

私が幸福について考えるとき、一つの参考にしているのが、精神科医・樺沢紫苑さんの『精神科医が見つけた三つの幸福』という本です。


この本では、幸福を大きく三つに分けて考えています。

一つ目は、心と体の健康に関わる幸福。

朝の爽快感や、体調が良いこと、自然を感じることなどです。


二つ目は、人とのつながりに関わる幸福。

家族や友人との交流、感謝されること、愛情を感じることなどです。


三つ目は、成功やお金、達成感に関わる幸福です。

目標達成、昇進、お金、評価などがこれに当たります。


私は、この考え方を知ってから、「コスパ」という言葉を少し違う角度から考えるようになりました。

家庭菜園は、効率だけなら悪いです

家庭菜園は、労力も時間もかかります。

スーパーで買った方が、安くて立派な野菜が手に入ることも多いです。


でも、毎日少しずつ育っていく野菜を見ていると、不思議と心が穏やかになります。

雨を浴びて元気になる姿を見るだけで、うれしくなることもあります。

これは、お金だけでは測れない価値だと思っています。


DIYも同じです

お金を払えば、もっときれいに、もっと早く作ってもらえます。

でも、自分で試行錯誤しながら完成させたときの達成感は、誰かに頼んでは味わえません。


田舎では、自分の手を動かす場面がたくさんあります。

だから、日々の暮らしの中で、小さな達成感を何度も味わえます。

都会では時間を買い、田舎では時間を使う


都会では、お金を払って時間を買うことが多いと思います。

家事代行を頼む。

完成品を買う。

便利なサービスを使う。


一方で田舎では、時間を使って何かを作ることが増えます。

野菜を育てる。

家を直す。

庭を手入れする。

料理をする。

効率だけで見れば、遠回りです。


でも、その遠回りの中に、自分にとっての楽しさや満足感があることもあります。

どちらが正しいという話ではありません。


私にとってのコスパ

私にとっては、

「どれだけ時間を節約できたか」

よりも、

「その時間で、どれだけ幸福を感じられたか」

の方が、コストに対するパフォーマンスを測る物差しになっています。


だから私は、田舎暮らしは必ずしもコスパが悪いとは思っていません。

むしろ、幸福度という物差しで考えると、とてもコスパがいい暮らしだと感じることがあります。


田舎暮らしが自分に合うかは、試してみないと分かりません

ただし、これはあくまで私の場合です。


家庭菜園を面倒だと感じる人もいると思います。

DIYより、業者に頼んで自由時間を増やしたい人もいます。

虫が苦手な人もいれば、便利な都市生活の方が幸福度が高い人もいます。

だからこそ、田舎暮らしは頭の中だけで判断するのが難しいのだと思います。


実際に少し暮らしてみて、

「自分はこの時間の使い方が好きなのか」

を確かめてみる。


それも一つの方法です。

海風では、1週間〜数ヶ月の長期滞在を通して、旅行では分からない「屋久島での普通の暮らし」を体験できます。


移住すると決めている必要はありません。

田舎暮らしが自分に合うのか、一度試してみる。


そんな使い方も歓迎しています。

あなたは、何を基準に「コスパがいい」と考えていますか。


時間でしょうか。

お金でしょうか。

それとも、幸福でしょうか。





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